フィジカルで負けるな!大きい選手に負けない体作りと使い方
サッカーやラグビーの様に過度な接触プレイはファールを取られてしまうバスケットボール。
ただ、自分的には一昔よりもファールの境界線が甘くなっている様に感じています。
様々なスキルが進歩していく中、時にはファールギリギリのパワープレイも必要となっていきます。
今回は『フィジカル』について伝えていこうと思います。
『フィジカル』要は『押し合い』に負けない強さ!
オフェンスなら押し込む力、ディフェンスなら押し込まれない力。
手や足を出すのではなく、体の正面や肩の側面を上手に使う。
フィジカルを上げる為には何が必要で何をすればいいのか考えていこう!
まずは体作りから!
欲しいのは押されても跳ね返すような『ブレない体』を手に入れること。
それに最も重要なのが『体幹』
体幹とは
首から上と腕・足を除いた部分のこと。
腹筋のことだと勘違いしやすいが、胸や背中などの大きな筋肉、肩関節・股関節まわりの小さな筋肉まですべて体幹となるのです。
なぜ体幹を鍛えるのか?
体幹を鍛えることで感じられる最大のメリットは、筋肉のバランスを整え、カラダ全体の安定性が高まるという部分にあり、ケガ予防、動きをスムーズにさせることで競技パフォーマンスを向上させるほか、筋力向上による体の引き締め、体力向上などが期待できから。
まぁ簡単に言ってしまえば姿勢の崩れを防ぐ、グラグラしたり転倒しにくくなるって事だね!
もちろん腕立て伏せ・腹筋運動・スクワットなどの筋トレは必要になるけど、体幹トレーニングも一緒にやる事でより筋トレの効果が実感出来るので是非やって下さい!
体の作り方を説明したので、次は『体の使い方』を説明していきしょう。
いきなりですが質問です!
あなたはどんな姿勢でプレイしていますか?
守る時、攻める時、自分の姿勢に注目してみて下さい!
もしかして地面にカカト着いてませんか?
膝を曲げずに真っ直ぐ立っていませんか?
『あ!』と思うのであれば直ちに意識を変えて下さい!
だって、人の体は足がピンッとなって立っている時よりも膝を曲げドシッと低くなっている方が安定しますよね?
オフェンスなら低く重心からのドライブイン!
ディフェンスなら膝を曲げ、つま先に力を入れてハンズアップ!
小さい人が大きい人に押し合いで勝つには重心をより低く、負けない土台を作られければいけません!
パワーで勝てないのならスキルで対抗、理想的な姿勢は立派なスキルになる。
しかし、この低姿勢をキープするのは非常に疲れる。
試合が終盤になるにつれ、疲れが出てきて棒立ちしたい気持ち。
分かる。
自分もそうだったから。
でも、試合中何度も自分に言い聞かせていたんです。
相手も同じなんだ!
同じ思いなんだ!と。
自分は『フィジカル』と『メンタル』は背中合わせだと思っています!
『絶対に負けない』メンタルがよりフィジカルをより強くするのではないかと感じるんです!
『小さいから負ける? 違う! 低く勝つ!』
この意識を持ったより時、もっと強くなると思います。
今回の話は以上になります。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
小さくても防いでみせる! 速攻を出されたときの対処法
前回は速攻のやり方を伝えましたが、今回は速攻の防ぎ方を伝えたいと思います。
速攻されるのってすっっっごく嫌ですよね!
あっという間に点差が開いていくし、相手に振り回されて体力も消耗する、試合的にも精神的にもかなりのダメージを負ってしまう。
だからこそ一本でも防いでおきたい!
ではまず、速攻はどういう状況から発生するのかを考えてみよう!
【シュートを打ったあと】
シュートが外れてリバウンドを取られた。
シュートがブロックされ相手ボールになった。
【ターンオーバー】
自分達のミスから速攻を喰らってしまう。
パスミスやドリブルミスからボールをカットされての速攻。
大体がこのパターンだと思う。
まれにスローインからってパターンもあるけど、それは攻守の切替えをしっかりしていれば大丈夫!
つぎにどうやったら速攻を防ぐ事が出来るのかを説明していきます。
ハッキリ言って100%防ぎきるのはムリです!
(おいおい、言っちゃダメでしょΣ(゚Д゚))
でも、防げる確率は上げられます!
それはさっき話した2つのパターンを思い返してください。
1つ目【シュートを打ったあと】の場合
相手ボールになった時点でボールは何処の位置にありますか?
おそらく自分達のゴール下か、ミドルレンジ付近にあるはずです。
そこから相手ゴールまではしっかりと距離がありますよね?
距離があるのにも関わらずなぜ速攻を喰らってしまうのか?
それは
『カバーをおろそかにしている』
小柄な選手のポジションとしてPGか45度が多いですよね。
シュートが外れた時リバウンドに参加しないのであればボールが相手に渡ってしまい速攻を出される危険性を警戒していなければダメです!
警戒していれば自然と相手が走ってくるよりも先にディフェンスに戻る事が出来て、速攻の抑止力になるでしょう。
仮にシュートまで持ってこられたとしてもノーマークで打たせるよりは全然マシなので無理なブロックはせず、シュートチェックはしていきましょう!
2つ目【ターンオーバー】の場合
ボールが奪われた場所にもよりますが、自分達のオフェンスエリアで奪われた場合なら先程話したカバーに徹して下さい。
最悪なのが相手のオフェンスエリアで奪われた場合、ぶっちゃけ辛いです。
でも、諦めず必ず追いかけて下さい!
万が一相手がイージーシュートを外す可能性もあるのでリバウンドを取り損ねない様に追いかける事が大切です!
なので【ターンオーバー】からの速攻を出来るだけ無くす様にしっかりと基礎を磨き、ミスから生まれる失点を避けるプレイを身につけて下さい!
特にPGの選手はチームの司令塔としてスキルはモチロン、知識も人一倍身につけなくてはいけません!
様々な状況を想定してその時にあった行動は何かを考えて練習していきましょう!
以上が速攻を出された時の対処法になります。
最後まで読んで頂きありがとうございました☆
1対1で勝つ為にはどうしたらいいの?
今回は1対1に勝つにはどうしたらいいのかを教えていきたいと思います!
まず、なぜ1対1に勝たなければいけないか考えてみましょう。
試合に勝つ為には相手より1点でも多く点を取る、当たり前ですね。
チームは点を取る為に様々な努力と知識を取り入れながら展開していきます。
セットポジションからのフォーメーションプレイ、3対3、2対2 、オフェンスを分解していけば最終的に1対1に辿り着くはずです。
言い換えれば1対1が5箇所で行われている状態とも言えるでしょう。
この1対1で勝つ事が出来ればチームの勝利にグッと近づけるのです!
ではどうやったら1対1で勝てるのか。
ポイントは2つ
【ミート力】
【緩急】
これを1つずつ説明していきましょう。
【ミート力】
パスを受ける際に行う動作。
しっかりとディフェンダーを振り切りパスボールに合わせる(ミートする)。
ここでディフェンダーの動作が遅れ、ディフェンスにズレが生じていれば一発で抜き去ることが出来ます!
ズレが無かったとしてもディフェンダーとの距離が生まれるので間合いを図り1対1を仕掛けて下さい!
【緩急】
スピードに自信がある人は自分の持ち味を生かした勝負が出来ますが、そうでない人は緩急(チェンジオブペース)を身に付けましょう!
トップスピードからロースピード、ロースピードからトップスピード、このスピードの差が大きいほど有効になり、ディフェンダーが守りやすいタイミングを大きくズラして勝負していきましょう!
ここまでは知識として頭に入れてもらいました。
次は体を使ってどうやって実行していくのか考えていきましょう!
【ミート力】
ミートとはボールをキャッチして着地したときの姿勢の事を指します。
バスケットボールの基本姿勢を「トリプルスレット」と呼びます。トリプルスレットとは“3つの脅威”という意味です。バスケットボールでの3つの脅威とは、「シュート」「ドリブル」「パス」のことです。
つまりこのトリプルスレットとは3つの脅威である、「シュート」「ドリブル」「パス」のどれにも素早く移行できる姿勢のことです。
・ボールを保持する場所
ボールを保持する位置ですが、右利きのワンハンドシュートの選手であるならば、右ももの上くらいに右手の指先が上を向くようにボールを持って構えます。
この姿勢を基本ベースに置き、次はディフェンスの動きにも注意して考えてみます。
『ディフェンスにディナイされている場合』
むやみに動き回らずディフェンスをしっかりとコートの内側に押し込みます。
パサー(パスを出す人)とコンタクトを取り、勢いよく飛び出しディフェンスを振り切ります。
パスを貰った時の体の向きは基本的にリングに向けて下さい。
ポストプレイは背中をリングに向けますが基本は正面です。
振り切りったディフェンダーの反応が遅いときはそのままシュート・ドライブを仕掛けて下さい。
チェックが早いときはしっかりと1対1で勝負しましょう。
『ディフェンダーが離れて守っている場合』
ディフェンダーが離れている時はドライブや内側の守りを厚くしている状態なのでとても抜きにくいです。
外からのシュートが得意であればそのまま打つ選択も出来ますが、苦手な人はなるべく1対1を仕掛けていきたいですよね?
この場合はミートする際に自分からディフェンダーに近づいて相手との間合いを詰めましょう。
詰められたディフェンダーは守る選択肢が増え迷いが生じます。
そのスキを突いて1対1で勝負を仕掛けていきましょう!
【緩急】
スピードに強弱をつける、要はストップ&ゴーです!
『動く』と『止まる』の組み合わせで緩急を作り、ディフェンダーの動きのタイミングをズラしていくのです!
これに伴って必要になるスキルは
・止まる脚力
・ハンドリング能力
・止まる脚力
動きを急に止めるのはなかなか難しく、全力で走っている時に止めるとなると2〜3歩くらいは動いてしまうと思います。
日々の練習で『止まる』動きに意識をして最終的には『1歩』で止まれるような強い脚力を作ってください!
・ハンドリング能力
緩急の動きが出来てきたらその動きを100%使いこなせるハンドリング力も必要になってきます。
上下左右様々な動きをしなくてはいけない状況なので色々なドリブルが必要になってくるでしょ。
もし、ドリブルに自信がない人はとりあえずこれをやってみて下さい!
①力強いドリブル
ドリブルしている瞬間は、ボールが手から離れてから戻ってくるまでの間が一番ボールが無防備になります。
弱点を少なくするため、ボールは強くつき、低い位置でのドリブルを心掛けて下さい!
②クロスオーバー
たぶん最初に教えてもらえるドリブルの技だと思います。
誰だって出来るよと思われがちですが、最高のクロスオーバーは最強なんです!
振りの幅、スピード、上下左右など様々なバリエーションで練習してみて下さい!
注意としてはディフェンダーの前をクロスする為カットされやすいので、相手の手の位置と自分との距離感に気をつけながらやってみて下さい!
以上が1対1で勝つための内容となります。
仲間や友達と何度も実践を繰り返し、経験し、試合では自信たっぷりのプレイで勝負していきましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
練習では出来る事が試合になると出来なくなる!
成長する過程で練習は欠かせないものですよね。
練習をしないで上手くなる事はありませんし、練習でしてこなかった事を試合で出来るなんてほとんど無いと思います。
バスケットボールは習慣のスポーツと言われており、日々の練習があってこそ上達し身に付くものだと言います。
ですが、日常の練習では上手く出来ている事がいざ試合になると出来なかったり、ミスをしてしまう事ってありますよね?
あんなに練習をしたのに出来なかったりすると自信も無くなってしまいがちです。
でも、何で試合になると出来なくなってしまうのでしょうか?
それは【練習に対する意識】がしっかりと目標を捉えているのかが重要なのです!
例えばシュート練習で考えてみましょう。
個人練習で行ったとき、どういうシュート練習をしていますか?
セットポジションからフォームを意識し、自分の打ちやすいタイミングでリリース。
もちろんこれも大切な練習です!
でもこれって試合中どこで使いますか?
ほとんどがフリースローか、完全にフリーの状態でしか打てませんよね?
試合中に打つシュートって常にディフェンダーに守られていませんか?
そう、ここなんですよ!
いかに練習中に試合を想定しているか、いかにディフェンダーを意識して練習をしているかで質の高い練習が出来るのです!
・ワンドリブルを入れ、強くステップを踏み込んでシュート
・ディフェンスをかわし、フェイントを入れてシュート
・ブロックを意識し、タイミングをずらしシュート
など、様々な状況を想定し意識して行うことが大切なのです。
これはシュート練習に限らず全ての練習に必要なことで、パス・ドリブル・ディフェンス、試合中に使う全てのスキルに意識してください。
毎日練習しているか大丈夫、自分は毎日何百本もシュート練習している。
だったらその内容の質を上げませんか!
そして、この意識をチーム全体で共有しましょう!
1対1、2対2、3対3、たとえオフェンスがメインの練習だとしてもディフェンス側も試合さながらの意識で行えばどちらにとってもメリットがあり、チーム全体に素晴らしい活気が生まれてくるでしょう!
限られた時間の中で効率よく質の高い練習をこなせる環境にしていきましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
大きい選手への【苦手意識】を失くそう
バスケットボールにおいて背が高いはとても大きな武器になり、世界を見渡しても多き選手ばかりで言わば常識となっている状態です。
小柄な人にとってバスケは不向きであり、選手目線からしても『どうせ勝てない』と思ってしまうかもしれません。
でも、本当にそうでしょうか?
背が低いからと言って絶対に大きい選手には勝てないんでしょうか?
ハッキリ言ってNOです!
それは周りが言っているからとか、シュートを打つと大きい選手にブロックされるからとか、理由はいろいろあると思いますが全くそんなことはありません!
特に日本では小柄でも有名な選手が多く、bリーグで現在も活躍している『田臥選手』や『富樫選手』
去年まで高校生だった福岡第一の『河村選手』など小さいながらもチームの柱となり得点源となる選手がたくさん存在します。
ではなぜ小柄な体格でも活躍できるのでしょうか?
もちろんスキルはめちゃくちゃ高いです!
スキルは必要となります!
でも、スキルだけではないのです。
それは【自分の土俵で勝負している】からです!
どういう事かと言うと
・ゴール下では勝負しない
・リバウンド争いはしない
・囲まれる所ではボールを止めない
要は小柄な選手は高さが求められる場所では勝負しないという事です!
ではどこで勝負するのか?
それは『中間エリア』です!
小柄で活躍できる選手はとにかく走ります。
それはハーフコートからのセットポジションについてスタートするのではなく、前から当たりボールを奪って速攻や、外から相手を抜いてシュート・アシストを決めていくからです。
そうする事で高さを必要としない場所で勝負をし、自分に合った場所で活躍出来るのです。
私はこれを【平面的なバスケ】と言い教えています!
コートを立法的に考えるのではなく、平面的に捉えるのです。
そうする事で高さの問題は無くなり、全員が対等的な立場で戦うことができるという事になります。
この考え方を意識すればいくら相手が大きくても『苦手意識』を取り外し、自分が小さくても活躍出来るチャンスがあると思えるはずです!
必ずできる! バスケは身長じゃない!!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
速攻で自分にボールが来た時どうすればいいの?
バスケットボールにおいて魅力の1つであり、私もやるのも見るのも大好きなプレイ
【速攻】
決まった時の速攻はとても魅力的でスピード感・達成感・爽快感がぎっしり詰まったプレイだと思います。
自分のチームに対してはモチベーションを上げたり、次のプレイにも躍動感が生まれプレイ全体がスムーズになります。
また、相手チームに対してはもうミスは出来ないというプレッシャーを与えることにもなります。
速攻1つで試合の流れを掴み勝利するなど勝敗を左右する事もある大切なプレイ最中、自分にボールが来た時あなたなら何を選択しますか?
パス・ドリブル・シュートなど沢山の選択肢があります。
ですが、その選択肢を選んでいる時間はありません。
バスケットボールにおいて判断は一瞬です。目まぐるしく試合が展開されていく中で考えている暇は無いのです。
特に速攻は自分たちが出せる最大限のスピードを持って行うプレイなので1つのミスで台無しになってしまいます。
ではどうやったら速攻を成功させるのでしょうか?
答えは
『ボールをもらう前に状況を把握しておく』
ボールが自分に来る前に味方の選手はどこにいるのか、ディフェンダーはどこにいるのか、自分はシュートを打てる位置にいるのかなどを把握しておけばいいのです。
そうすればボールが自分に来た時どうすればいいのか、何をするべきなのかが分かっていてスピードを落とさずスムーズな速攻が出来ます。
とは言ってもなかなか難しもので、さっきも言いましたが速攻は一瞬のプレイです。
そんな周りを見てる暇なんか無いよーって感じると思います。
そんなあなたに私から2つアドバイスをしたいと思います。
1つ目は『顔を上げて前を見ろ』です。
試合中って疲れてくると段々顔が下がってきてしまい視野も狭くなってきませんか?
そうなると周りも見えなくなってきて次のプレイにも影響してしまいます。
なのでしっかり顔を上げて、手前ではなく奥全体が見回せる視野にして下さい。
2つ目は『一瞬だけ全体を見る』です。
これは速攻に限らず試合中どこでも使えると思いますが、特に速攻では必要なスキルだと思っています。
ポイントは【一瞬】です。
じーっと見てる暇はありません。一瞬でいいのです。
最初は一瞬だけを見て判断するのは難しいかもしれませんがクセ付くよう常に行ってください。
何回も行っていくうちにプレイヤーの動きが予測できるようになっていきます。
(あ、味方の選手が前に出そうだからパスをだすか)
(お、奥にいるディフェンダーがパスカット狙ってるから自分でシュートにいくか)
と感じるようになります。
2つのアドバイスを頭に入れながら速攻の際は
『ボールをもらう前に状況を把握しておく』
を是非実践してみてください。
そうすれば必ずスピーディーでカッコいい
【速攻】
が出来ることでしょう☆
最後まで読んで頂きありがとうございました。